新型コロナウィルス対策の一つとして、次亜塩素酸水の効果を知りたいという人が増えています。
私も、最初に色々と調べました。調べてていくと、次亜塩素酸水を使うには加湿器が良いと知りました。
なのですが、!
最近ではこのような勘違いをしている方もいます。次亜塩素酸水と次亜塩素ナトリウムの違いに気づいて困惑
名前が似ているので、間違えやすいのだと思いますが、次亜塩素酸ナトリウムの成分ハイターを薄めて加湿器に入れ息苦しくなったとか!
もう、まさに自殺行為です!!
大事なことなので最初に言いますが、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物です!
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いについて
次亜塩素酸水を加湿器で使うと危険?と思われている方がいるのはなぜでしょう?
この理由は、次亜塩素酸水と次亜塩素ナトリウムが同じものと理解している人がいるからです。私もそうでした。(汗)
超重要!テストにもでます!
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物です!
次亜塩素酸水ってどんなお水?
次亜塩素酸水とは厚生労働省が食品添加物として認可をしているお水です。
次亜塩素酸水は、殺菌料の一種であり、塩酸又は食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液です。
わが国では平成 14 年 6 月に食品添加物として指定され使用基準及び成分規格が定められている。
有芽胞菌に対する有効性や、食品に対しての殺菌効果も得られたと報告されていて、弱酸性次亜塩素酸水 pH2.7~5.0
基本的なは無味無臭で、誤って目やお口に入ってしまったとしても無害です!
次亜塩素酸水
経緯及び改正の概要(p.5) 本品は殺菌料の一種であり、塩酸又は食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液。
わが国では平成 14 年 6 月に食品添加物として指定され
ており、使用基準及び成分規格が定められている。
今回、製造技術の進歩等を踏まえ、成分規格の一部を
改正(微酸性次亜塩素酸水・弱酸性次亜塩素酸水の2種
の成分規格改正)しようとするものである。
引用元・厚生労働省
次亜塩素酸水は微酸性次亜塩素酸水・弱酸性次亜塩素酸水の2種類があり、生成方法がそれぞれに違います。
厚生労働省によると、次亜塩素酸水は、安全性として人の健康を損なう恐れが無いことから、食品添加物として指定することは、差し支えないとハッキリと表明しています。
引用元:厚生労働省 次亜塩素酸水の食品添加物指定に関する資料
次亜塩素酸ナトリウムとはどんなお水?!
次亜塩素酸ナトリウム(じあえんそさんナトリウム、sodium hypochlorite)は次亜塩素酸のナトリウム塩である。化学式は NaClO で、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれる。希釈された水溶液はアンチホルミンとも呼ばれる。水溶液はアルカリ性を示す。引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
プールなどで嗅いだこともある塩素の鼻につく匂い「強アルカリ性」の成分は次亜塩素酸イオンです。
例えば、漂白剤の衣類用ハイターやキッチンハイター、ブリーチなどが次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした製品例です。
次亜塩素酸水を加湿器に使う危険性とは?!
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは大きな違いがあります。
次亜塩素酸ナトリウムを薄めて使うのも絶対に避けて方が良いです!吸い込んで息苦しくなったり、目がチカチカしたりする可能性があります。
なぜなら、
次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性の口にすることも危険なものです。
キッチンハイターをよ~く見てみると👀
【まぜるな危険】
【酸性タイプの製品と一緒に使う(まぜる)と有害な酸性ガスが出て危険。】
目に入ったときは失明の恐れがある。
と、書いてあります。
加湿器で使ってもよいのは次亜塩素酸水が正解です!
次亜塩素酸水の殺菌力は次亜塩素酸ナトリウムの80倍!
引用元;厚生労働省 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料
厚生労働省の資料によると
次亜塩素酸(HOCl)の殺菌力は次亜塩素酸イオン(OCl-
)より約 80 倍高いといわれている。したがって、次亜塩素水は、次亜塩素酸の存在比率が高いため、次亜塩素酸ナトリウムよりも高い殺菌活性を示す。
しかしながら、濃度が低いため有機物が存在すると容易に活性が低下する。これをカバーするには、流水で使用することが肝心である。
とあります。
安全性においても、
次亜塩素酸水 | 次亜塩素酸ナトリウム | |
手荒れ | 少ない | 多い |
環境負荷 | 少ない | 多い |
トレハロメタン | 生産なし | 生産あり |
ハイターなどを使う際にゴム手袋などを使ったりしますよね。お肌の弱い人は、普通の食器洗いの洗剤使用時もゴム手を使用したりします。次亜塩素酸水は身体にも負荷が少なく、安全性が高いのが分かります。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性
に関する資料